ジルコニアとセラミックの違いについて
こんにちは!
白いキレイな歯を入れたいけど、ジルコニアセラミックやオールセラミックなど色々種類があってよく違いがわからないと思われる方も多いと思います。
今回はセラミックについてお話します。
- セラミックとは
- オールセラミックとは
- ジルコニアとは
- ジルコニアセラミックとは
- メタルセラミックとは
- おススメは??
セラミックとは
セラミックとは金属でない無機物の粉が原材料で作られたものを言います。その中でも歯科におけるセラミックは見た目や耐久性を追求したものを言います。
歯科におけるセラミックの特徴
- 見た目が白く美しい。
- 金属アレルギーの心配がない変色しにくい(ハイブリッドセラミックは変色してしまいます)歯茎が黒ずむ心配がない表面が滑沢で汚れが付きにくくむし歯になりにくい歯と同程度の硬さがあり歯に優しい
- 強い力がかかると割れてしまう可能性がある
オールセラミックとは
不純物が入っていない純正のセラミックの被せ物のことを言います。
保険で使用されるセラミックはハイブリッドセラミックと言い樹脂の成分とセラミックの成分が混在した被せ物であるため、そちらと区別するため純正のセラミックのことをオールセラミックと呼んでいます。
ハイブリッドセラミックと比べたオールセラミックの特徴
- 透明感があり、見た目が天然の歯のように美しい
- 金属アレルギーの心配がない
- 変色しにくい
- 歯茎が黒ずむ心配がない
- 表面がより滑沢で汚れが付きにくくむし歯になりにくい
- ハイブリッドセラミックよりも強度がある
- それでも強い力がかかると割れてしまう可能性がある
- ジルコニアとは
正式名称を二酸化ジルコニウムといい、耐久性・安全性・審美性が非常に高い点が特徴です。人工ダイヤモンドともいわれています。
歯科におけるジルコニアの特徴
- 見た目が白く美しい。透明感が少ないため場合によっては白さが目立ってしまうことがある
- 金属アレルギーの心配がない
- 変色しにくく、歯茎が黒ずむ心配がない
- 表面が滑沢で汚れが付きにくくむし歯になりにくい
- 強度が高く、セラミックでは割れてしまう場所でも使用可能
- 強度は高いが、金属と比べると割れる可能性がある
ジルコニアセラミックとは
被せ物の内側を強度が高いジルコニアで作成し、外側の部分を透明感があるセラミックで作成したものをジルコニアセラミックと言います。
ジルコニアの強度とセラミックの審美性を兼ね備えた被せ物です。
メタルセラミックとは
被せ物の内側を強度が高い金属で作成し、外側の部分を透明感があるセラミックで作成したものをメタルセラミックと言います。
強度はジルコニアセラミックよりも高く、耐久性は一番高いです。審美性もセラミックを使用しているため優れています。
ただ、錆びにくい金属を使用していますが、歯茎の変色や金属アレルギーの可能性があります。
おススメは?
審美性を優先するのであればオールセラミック。強度を優先するのであればメタルセラミック。審美性と強度を求めるのであればジルコニアセラミックです。
被せ物の種類でお悩みの場合もお気軽に担当歯科医師やスタッフにお声かけ下さい。