長崎県諫早市の歯医者

コラム

white smile with curvature tooth of young woman on background in studio

矯正歯科治療について、治療を始める前に知っておきたいこと


今回は

  • 矯正歯科治療について
  • 矯正歯科治療を始める前に知っておきたいこと

についてお話します。

まず、矯正歯科治療とはいろいろな悪い噛み合わせ(不正咬合)を、機能的で顎や歯にやさしい噛み合わせに治すための治療のことをいいます。

悪い噛み合わせの種類

悪い噛み合わせには様々な種類があります。

例を挙げると、

叢生(そうせい)…歯と歯が重なり合っている

反対咬合…下の歯が上の歯よりも前に出ている状態で『受け口』ともいいます

上顎前突…上の歯が下の歯よりも突き出ているような状態です

開咬…奥歯のみが噛みあっていて、前歯が噛み合わずに開いている状態です

では、噛み合わせによってどのような影響があるのでしょうか?

むし歯や歯周病になりやすい

歯が重なっていたり、隙間が少なく詰まって並んでいると歯みがきが十分に出来ない場合があります。汚れが溜まりやすくなるため、むし歯や歯周病になりやすい状態になります。

ものをよく噛みにくい

歯並びに異常がある場合は、かみ合わせにも問題がある場合が多いです。

上下の歯がしっかりかみ合っていなければ、食べものをよくかむことができないことがあります。

矯正治療をするにあたって気をつけてほしい点

歯並びや噛み合わせをよりよくするための矯正治療ですが、矯正治療を始める場合、気をつけていただくことがいくつかあります。一例をお伝えします。

お口のケアについて

◉着脱式で取り外しができる装置の場合

『装置を1日○時間つけてください』等の指示があります。つける時間が不十分であると矯正の効果が十分に発揮されない場合がありますので指示通り装着をお願いします。

取り外して歯みがきをすることができるので、普段通りしっかりと歯みがきやフロス等お口のケアをお願いします。

◉固定式で取り外しができない装置の場合

24時間お口の中に装置が入っているので、取り外しの面倒はないです。しかし、装置周りの磨き残しはむし歯や歯ぐきの腫れにもつながるため丁寧な歯みがきが必要となってきます。装置周りのブラッシングの方法などは随時歯科医院でもお伝えします。

矯正治療中にむし歯ができてしまった場合には、途中でも治療可能ですがその治療期間分、矯正に関しても治療が長引いてしまう可能性があります。

痛みについて

痛みの感じ方には個人差があります。

初めて装置をつけたときや、装置の交換後や調整後に3~7日程度歯が浮いたような痛みが出る可能性があります。歯が動くことによる痛みですが、痛み止め等の処方も可能です。

食事について

固定式の装置の場合は、粘着質のもの(チューイングキャンディやガム、キャラメルなど)を食べると、装置も一緒に外れてしまう場合もありますので基本的に治療中は控えていただきます。

動きのある歯で固い食べ物を噛むと痛みが出ることもあるため、調整直後や違和感のある歯では固いものを避けていただきます。

来院について

矯正治療はお口の中に装置を入れてから、おおよそ2〜3年程度は治療期間がかかります。その間は月に一度の調整が必要となります。

矯正治療の開始は矯正相談をしていただいた後になります。

上に挙げたこと以外に、もし気になることやご質問があればお気軽にお尋ねください。

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