気になるお口の乾燥「ドライマウス」について
こんにちは。諫早駅イーサ歯科です。
今回はこの乾燥する季節に気になるお口の乾燥、『ドライマウス』について説明します。
『ドライマウス』のよくある症状をいくつか挙げていきます。
- お口の乾きが気になる
- お口のにおいが気になる
- 喉がかわいて夜中に起きてお水を飲むことが多い
- くちびるや舌が乾燥して割れる
- (義歯を装着している方で)入れ歯の調整をしても痛みが続く
などが挙げられます。
では、ドライマウスになるとどのような影響がお口の中に出てくるのでしょうか。
- お口の乾き
- むし歯や歯周病の増加
- (入れ歯を装着されている方で)乾燥による粘膜の痛みと入れ歯の不適合
- お口のにおい
- 味覚の異常
- お口の不快感
などが挙げられます。
ドライマウスの原因
ドライマウスの原因は様々です。
加齢や飲んでいる薬の副作用
年齢を重ねると唾液の分泌量は段々と減少します。また、薬の種類によってはドライマウスにつながりやすい副作用のあるものもあります。
精神的な緊張やストレス
人はストレスを感じると交感神経が優位となり、ねばついた唾液を少量分泌します。緊張するとお口の中が乾いたりネバネバしたりするのはこれが原因です。
逆にリラックスしていると副交感神経が優位となり、唾液を大量に分泌します。緊張した常態が続くと、お口の乾きの慢性化やドライマウスにつながります。
水分の摂取不足や口呼吸
唾液の99%は水分でできているため、水分の摂取量が少ないとお口の中も乾きます。成人の方で一日およそ2〜3リットルの水分が必要とされているため、こまめな水分補給が大切です。
また、お口で呼吸をするとお口の中の水分が逃げていきやすいです。口呼吸が続くとドライマウスにつながりやすいです。
ドライマウスの改善のためのポイント
よく噛んで食べる
よくかむことで唾液腺が刺激されて、唾液の分泌量がアップします。普段のお食事をしっかりと咀嚼したり、かみごたえのある食品を取り入れてみましょう。酸っぱい食品やシュガーレスのアメがガムなどもおすすめです。
規則正しい生活を心がける
食事や睡眠が不規則になると、自律神経のバランスが崩れて唾液の分泌量が減少することがあります。
(義歯を装着されている方は)入れ歯のチェック
入れ歯が合っており、しっかりと噛むことができれば唾液はしっかりと分泌されます。しかし、ご自身に合っていない入れ歯を使っているとしっかり噛めずに唾液もじゅうぶん分泌されません。入れ歯のチェックを定期的に行いましょう。