顎関節症について
こんにちは。諫早駅イーサ歯科です。
今回は最近お悩みの方が多いあごの周りのトラブル、『顎関節症』について説明していきます。
顎関節症(がくかんせつしょう)は、あごの関節またはあごの周りの筋肉に異常が起きた時に発症します。
通常よくみられる症状としては、
- お口を大きく開けることができない、または開けにくい(開口障害)
- お口を開けたり閉めたりするとあごが疲れやすかったり、あごを動かすと痛みがある(筋肉痛、関節痛)
- お口を開けたり、あごを動かしたりとカクッと音がする(関節雑音)
などが挙げられます。
では、なぜこのような症状がでてしまうのでしょうか。簡単にセルフチェックをご用意しました。あごの症状が気になる方も、今は症状がない方もぜひチェックしてみましょう。
発症しやすい人セルフチェック
無意識のうちに、こんなことありませんか…?
□寝ている時に、周りの家族の方から歯ぎしりをしていたよと指摘をされたことがある(①)
□朝起きた時に、あごやほっぺたの筋肉がだるい感じがする(②)
□日中気が付くと、上下の歯と歯がくっついていて、かみあっている(③)
□頬づえをつく癖がある(④)
□スマートフォンやタブレット、パソコンを見る時間が多い(⑤)
□猫背気味である(⑥)
チェックがひとつでもついた方は無意識のうちに顎関節症のリスクを高めている可能性があります!気をつけましょう!
セルフチェックのポイント
セルフチェックのポイントについて説明します。
- ②→寝ている間の歯ぎしりやくいしばりは顎関節に大きな負担となります。自覚症状やご家族からの指摘がなくても、朝起きたときあごの周辺にだるい感じがあったりする方も要注意です。寝ている間の噛みしめやくいしばりのコントロールは難しいので、歯医者さんでマウスピースを作製し、装着することで負担を減らすことができる可能性があります。
- ④→お食事以外のときは上下の歯の間はわずかに離れていることが通常です。また、頬づえも長い時間継続していると顎関節の負担となります。普段の癖や習慣を変えることはとても難しいことですが、気づいた時に注意してみてください。
- ⑥→液晶画面を見るために、前傾姿勢になったり、猫背で長時間作業をしたりすると、下あごが前に出るのを食い止めようとあごに力が入ってしまいます。途中で休憩を挟んだり、背筋を伸ばした姿勢で作業したりすることなどを意識してみましょう。
あごの症状でお悩みの方は一度かかりつけの歯医者さんに相談してみましょう。