欠損補綴について(入れ歯編)
こんにちは諫早駅イーサ歯科です。今回はむし歯や外傷などによって歯を失ってしまった場合の治療方法について説明します。
入れ歯、ブリッジ、インプラントの3種類があるのですが、今回は入れ歯について治療方法と治療期間、料金について説明します。
入れ歯の治療方法は患者さんの口腔内の状態や希望によって異なりますが、一般的な保険診療における治療ステップをお話します。
初期評価と相談
初めに、患者さんと面談を行い、歯の状態や治療の希望について詳しく調査します。
口腔内検査や必要に応じてレントゲン検査を行い、歯の状態や歯茎の健康状態を確認します。
治療計画の立案
面談でお聞きした患者さんの希望と患者さんの歯や歯茎の状態を考慮して治療計画(歯茎の治療、むし歯の治療の有無や治療の順番、入れ歯の種類(完全床義歯、部分床義歯など)や材料の選択などが含まれます。)を立案します。
型取りと詳細な検査
入れ歯を作るために、粘土のような材料を口腔内に入れて患者さんの口の型を取ります。
患者さんごとにお口の大きさが異なるため、必要に応じて患者さん個人専用のトレーを作成してから精密な型取りを行うことがあります。その場合は型取りのために2回通院が必要です。
欠損している歯の数が多い場合は、専用の床を作成して咬み合わせの型取りや口腔機能の検査を行うことがあります。
試し入れ
必要に応じて入れ歯を完成させる前に試し入れを行う場合があります。患者さんが入れ歯を装着して快適かどうか、咬み合わせが正確かどうかなどを確認します。もしここで噛み合わせのずれ等があった場合は再度噛み合わせの型取りを行います。
入れ歯の完成と調整
完成した入れ歯の最終調整を行います。この時取り外し方の説明やお手入れのやり方の説明を行います。
ケアと定期的な診察
新しい入れ歯を作ってすぐは歯茎がなじんでおらず、どこかしら当たって痛い箇所が出てきます。後日入れ歯の調整と確認に来ていただきます。
新しい入れ歯を問題なく使用できるようになった後は定期健診に通って今の状態を長続きさせるようメンテナンスが必要です。
入れ歯の治療費と期間
歯の欠損状態や歯茎の状態によって大きく異なりますが、入れ歯の型どりから完成までの期間は2週間~1か月ほどかかります(抜歯をしてから入れ歯作成の場合は抜歯した後の歯茎が治るまで1か月~1か月半かかります)。入れ歯作成の費用は保険診療で3割負担の場合、7千円から3万円ほどかかります。実際には入れ歯を作る際にはレントゲン撮影や歯茎の検査などが必要になるためこれ以上の料金が必要な場合がありますので、もし何か疑問や不安がある場合は面談の時に気軽にご相談ください。